Triangre☆Love
なんだか、小学生の妹を持ったみたいな気分になる。




そう言えば…アレを聞くチャンスなんじゃないのか?




そう思ったときだった。


「あ!あたしね、今日、夜ご飯作るから、早めに帰るね!待ってるからぁっ☆」

そう言い残すと、軽くガッツポーズをして、買い物袋を持ちなおした後、風のように走っていってしまった。


「…待ってるから…か…」

おれはアイスキャンディを舐めながらツッ立ったまま、瑠璃音が言った言葉をもう一度繰り返す。

しばらく暇つぶしをしてから寮に帰った。

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