草食系部下と私様上司②
「ダメですって。
一緒に行きましょうよぉ。
お化け来たら、俺が守りますって!」


上川さんの腕を引っ張る俺。


「はあぁぁ。仕方ないわね。
そこまで言うなら、行ってあげようじゃない?」


トレードマークの眼鏡が、キランッと光り、重い腰を上げた。


やった!!


付き合って初めて、“女の子”な上川さんが見れる!


ウキウキしながら、俺がリードしながら、お化け屋敷に入った。



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