草食系部下と私様上司②
「つ…着いたぁ」


重い体と、痛い頭を引きずって、どうにか会社に着いた。


エレベーターの中で、ヘロヘロになった体と頭を整え、戦闘モードに切り替える。


切り替え……ダメだぁ…。


気持ち悪っ!


「すんません…遅刻です…。」


フラフラしながら、椅子に座ると同時に「鶴見君!!」


「はいぃ…。」


声のする方を見ると鬼の形相で、俺を睨みつける上川さんがいた。


こっ…怖い。


いつもだけど、今日は怖さが半端ない。


< 52 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop