草食系部下と私様上司②
「ねぇ…鶴見君。」

「はい?」


「何か、悩んでる?それとも何か、辛い事有る?」


ドキィ!!


「なっ…何でですか?」


背中に嫌な汗が流れた。


「お酒飲めない人が、飲む時って忘れたい時だから…。」


何で、俺の周りは鋭い人ばかり揃ってるんだ?


「そんな事ないですよ。やだなぁ…笹岡さんたら。」


マズッ!

顔引き攣ってくる。

「ならいいけど。
そんなとこから、アル中になる人もいるって言うから、気をつけてね。」


「だ、大丈夫です。はい。」


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