草食系部下と私様上司②
「ホントに具合悪かったら、早退していいわよ?」


「有難うございます。心配かけて、すみません。」


「そろそろ帰らないと、私まで上川さんに怒られちゃう。
じゃあね。」


ヒラヒラと手を振って、会議室を出て行った。


今回の騒動で、気付いた事…。


それは、あまりに俺がバカな事。


そして、あまりに子供な事。


そんな俺が、上川さんみたいな人のカレシでいいのだろうか……そんな思いが頭を離れない。


好きなだけじゃ、ダメなのか?


その気持ちだけじゃダメなのか?


< 57 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop