草食系部下と私様上司②
「あっ…あの、何ですか?」
「どうしているのかと思って。
帰る家も無いのに、飛び出して、飲めもしない酒呑んで、揚句、遅刻…。
バカに拍車がかかった人の、仕事振りを見に来たの。」
スッ…と俺の首に上川さんの手が、延びてきた。
「ネクタイ…曲がってる。」
軽く動かして、ネクタイを直してくれた。
直ぐにでもキスが出来る位の近い距離。
「ねぇ…どうして、あの日あんな言い方をあなたにしたか、分かる?」
喋る度に、上川さんの息が俺の頬を掠める…。
いつもの淡いピンクのルージュが、やけにちらつく。
「どうしているのかと思って。
帰る家も無いのに、飛び出して、飲めもしない酒呑んで、揚句、遅刻…。
バカに拍車がかかった人の、仕事振りを見に来たの。」
スッ…と俺の首に上川さんの手が、延びてきた。
「ネクタイ…曲がってる。」
軽く動かして、ネクタイを直してくれた。
直ぐにでもキスが出来る位の近い距離。
「ねぇ…どうして、あの日あんな言い方をあなたにしたか、分かる?」
喋る度に、上川さんの息が俺の頬を掠める…。
いつもの淡いピンクのルージュが、やけにちらつく。