草食系部下と私様上司②
「くっ………。」


俺……こんなにも、情けなかったんだ…

今まで、女の子の為に泣いた事なんかなかったのに…。


「グスッ…。」


暗い夜道を、宛も無くフラフラと歩いていた。


ふと見上げると、上川さんのマンションに来ていた。


「何で…来てんだよ……ほんっとバカ」

帰らなきゃ…。


先輩ん家。


そう思ってても、何故か体がいう事を効かない。


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