天才少女の育て方
その声を聞きつけた近所の人たちが、
どやどやと、道路に出てきた。

「雫・・・・!」

ヨクの声・・・
救急車のサイレン。

「女の子が、道路に飛び出して、ひかれそうになった子を助けているところを見たんです!」

「その子達は、無事か!?」

沢山の人の声がする

その中で、雫とその子は無傷だった。

雫の腕の中で、女の子は震えていた

「大丈夫?怪我はない?」
雫は優しく話しかける。

「えぇ・・・大丈夫・・・・」
そう言って、顔をあげた少女の顔を見たとたん、雫の顔が凍りついた。
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