天才少女の育て方

・・・・・え？
それって、あたしのこと？

「池神････雫ですか？聞いたことありませんね」
「そうか。いや、いきなりすまない。お前、神宮司グループって知ってるか？」

「は・・・はい。あの大きな会社の。」
「そうだ。俺は、そこから来た。」

・・・・・・・！

雫はゴクリと息をのんだ。
油断してはいけない。

もう、通報部隊はここまで来たのかと思うと、恐ろしくなってきた。

「へ･････へへへへへへぇ、そうなんですか！あの、神宮司グループから････」

「そうだ。その会社は、天才児を育てているのだが、そのうちの一人が脱走した。あいつは結構すごい奴でね。捕まえるのも厳しいだろう。」


（おぉ。あたしって、そんなに凄かったっけ？）

「そこで、俺らは考えた。相手は天才児。俺らだけじゃ手に負えないような相手だ。そこで、一般人にも協力してもらうことにした。」

げ・・・・げげげげげげげげげげげっ!!!!