my princess
まぁ咲奈が囲まれてた理由は分かったとして…。

「今回が初めてだったのか?」


「…ううん、これで三回目…。」

三回目!?登下校は俺と帰ってたし…休み時間か…?



「最初は上履きを隠されたりたり嫌がらせの手紙がきたりとかは断った次の日からよくあって…。」


上履き隠す、嫌がらせの手紙、どんだけ幼稚なんだ…?小学生かっつーの。(空達はこの時中二です。)

「あまり気にしずにいたの。そしたら最近呼びだされるようになって…。」


それで今日たまたま来た俺とはちあわせたって事か。
ってことは今日まで咲奈は一人でずっと耐えてたのか…?


「ごめん…。」

「えっ?」

「俺がいつも傍にいたのに気づいてやれなくて…本当にごめん。」
今思えば教室が一緒なのに「ちょっと職員室にようがあるから先に行ってて!」と下駄箱で別れた事もここ最近何回もあった。

何で気づいてやれなかった…。

悔しさで悲しい気持ちが胸に広がった。
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