my princess
「んぁ?じゃない!!学校遅刻しちゃうってば!!
朝ご飯準備できてるから着替えたら家きてね。」



そう言って最後に笑顔を残して咲奈はスタスタと部屋をでていった。



俺はいつも通り咲奈を見送ったあと、大きく伸びをした後、学校に行く準備を始める。



「……行くか。」





いつも咲奈が起こしにきてくれて俺、前田 空(まえだ そら)の一日が始まる。



学校の用意をエナメルバックに詰め込み、部活の用意も一緒に詰め込む。



そうして咲奈の家に少し急ぎぎみで向かう。




これが俺の毎朝。
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