おとぎの姫君


「って−…」



少年は俯きながら頭を抑えている




「ごめんなさい!いきなり呼んだりして」




少年が顔を上げる
目と目があった瞬間…




「わ…」




すごく綺麗な顔…
思わず声が漏れてしまった
銀色の髪が映える透き通るような肌
突き刺さるようなグリーンの瞳




「お前…」




少年にジッと見られ
私なんか直視できない



「変な格好してるな!」








え?(汗)
何?変?変なのは貴方の格好なんですけど…





「えっと…」





思わず言葉に詰まる





「どこの國から来たんだよ?外國者だろ?」



外國者?
私が?いや、確かにそうだけど…






「え−と…」






更に言葉に詰まる






「何だ?自分がどこから来たかも覚えてないのかよ… ん?!」




少年と視線が合う
え?次は何?!
そんな綺麗な顔で見つめられたら直視できないんだってば!(汗)




「お前、もしかして異界人か?」
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