おとぎの姫君



「…え?異界人?(汗)」




なにソレ?





「その瞳の色、伝説の来客様だろ?」





「来客様?…えと、私が?」






状況についてけない私と
1人で納得して頷く少年






「異界人もいろいろ大変なんだろ?そうだ!俺が良いとこ連れてってやるよ!」





そう言うと少年は私の手を引いて歩き出した
えぇ?!////////
繋がれた手が熱い!






「異界人ってさー、最初なにしていいか分かんないんだろ?大変だよな−!」







「えっと…」






私の意識はつい手のほうに集中してしまい少年の話なんて聞く暇もない






「あ、お前 名前は?」





え?
あ、名前ね






「宇月飛鳥(ウヅキ アスカ)」





「ウヅキ?それが名前か?」






ん?それは名字…






「あ、えと名前は飛鳥の方なんだけど…」






「え?あ、そうなのか?!悪い悪い!」
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