― Dear ― (詩集)
夢の中だけは


何度も何度も

名前を呼んで


何度も何度も

私を呼んで



瞳を覚ましてしまったら

貴方の肌の感触が

貴方の優しい温もりが

溶けて消えてしまうから


嘘でいい


勝手に描いた幻でいい


お願い


少しの間だけ




何度も何度も

名前を呼んで


何度も何度も

私だけ
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