やい、そこの美少年。
由輝が変なことを呟いた日から3週間近くたった。
結局あのあと由輝は何も言わなかった。だから私も無理に聞こうとは思わない。
いつか話してくれるでしょ。
「お腹すいたー。」
ちらっとうち自慢のコックを見る。
もちろんコックなんかいないけど、同じくらい美味しい料理を作ってくれる自慢の居候。
「ん。」
出されたのは鯖の味噌煮にわかめと豆腐が入った味噌汁にご飯
あ、漬物もある。
「うん。うんまい!」
適当に買ったパンやインスタントラーメンばかりを食べていた頃とは大違いだ。