やい、そこの美少年。



由輝が変なことを呟いた日から3週間近くたった。


結局あのあと由輝は何も言わなかった。だから私も無理に聞こうとは思わない。


いつか話してくれるでしょ。



「お腹すいたー。」



ちらっとうち自慢のコックを見る。


もちろんコックなんかいないけど、同じくらい美味しい料理を作ってくれる自慢の居候。



「ん。」



出されたのは鯖の味噌煮にわかめと豆腐が入った味噌汁にご飯

あ、漬物もある。



「うん。うんまい!」



適当に買ったパンやインスタントラーメンばかりを食べていた頃とは大違いだ。















< 26 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop