やい、そこの美少年。





「ごめんごめん。…ついやりたくなってね。痛かった?」



透き通るような白い肌が真っ赤になった様子を見れば痛いことなんて百も承知だけど一応聞いてみる。




「痛いに決まってるでしょ!!!」



すいません…。


最初は中川に対して怒っていた由輝だけど今は私に対して怒ってる。



まあ由輝が怒るのは日常茶飯事だからそこまで気にはとめてないけど、ちょっと引っ張りすぎたかなって少しの罪悪感。




「よしわかった!何かひとつ言うこと聞いてあげよう。」




由輝は一瞬驚いた表情のあと考え込みだした。




さっきまでの怒りはどこかに消えていったみたい。







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