やい、そこの美少年。
(単純だなあ)
中川じゃないけどやっぱり由輝はお子様だ。
甘やかして甘やかして、たまにいじり倒したくなる。
「…仕事、朝か昼にしてよ。」
えっ…
「それは無理っ!」
「言うこと聞くんでしょ?」
言ったけど…無理っ。
「私本当に夜型なの。朝とか昼は…無理!全然集中できないし生活リズムが崩れちゃう。」
「今の生活が崩れまくってるから言ってるんだけど。」
…確かに崩れまくりな生活を送ってるとは思う。
「でも仕事柄仕方ないの。ていうか、折角言うこと聞いてあげるんだからもっと自分の利益になること言いなよ。」
冷静に考えればそうだ。
私が昼間仕事をするようになったとしても由輝にとって何の得にもならない。