やい、そこの美少年。
「…やい美少年!
こんなとこで寝てたら変なおじさんに連れていかれちゃうぞ。」
本気で。
ん…と言う声と共にその美少年は少しずつ覚醒し始めた。
「大丈夫?…こんな時間に君みたいな美少年が外にでたら危ないよ?はやく家に帰りなさい。」
「…家…ない。…泊めて?…今日だ…けでいいから。」
「…家出じゃなくて家がないの?」
「うん…。」
「…はあー。まいったなあ…」
「お願い…!」
…こんな美少年に涙目でお願いされて断れる人間はいるだろうか?
いるなら私そいつを人間とは認めない!
断じて認めない!