やい、そこの美少年。



まあ確かに都合が悪いことはないけど。



なんとなくしっくりこなくて、渋々クローゼットから去年買った少し厚手のチェックシャツを取り出し腰に巻いておいた。




「よし行こう!とりあえず下にタクシー呼ぶね。由輝はどこに行きたい?」



「このへん全然知らないからあんたが行きたいとこでいいよ。あと…タクシーって…。バスとかないの?」




「さあ?利用したことないから知らない。」




頻繁に買い物とか行かないし。
それにバスよりタクシーの方が楽だしね。




「初めて会った時から思ってたけど、あんたって変だよね。






はい!?





「常識があるのかないのかわからない。」





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