やい、そこの美少年。




「うるさいなー!印象なんてあんたの勝手なイメージだろっ!
わざわざ俺がそれに合わせてやる必要があるわけっ?」



「はいはいー。そうだねー。そんな必要ないよねー」



「何その言い方、むかつくっ!!
家事が出来ないあんたの代わりにこうやって働いてるのは誰だと思ってんの?」



文句を言いながら由輝はガチャガチャと洗い物をすませ、洗濯物を畳んだりしてちょこまか動いていた。




そう、私は家事が全く出来ない。



だから由輝が料理から洗濯に至るまで全てやってくれている。
そりゃあ感謝してるし、正直由輝がいなかったら今頃この家はゴミ屋敷だ。



だけど



「この家の主は誰?」





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