アナタハシニマシタ
プロローグ
東野修(とうのおさむ)は学生時代嫌いなものがあった。
それは進路希望だ。
一週間先すら分からないのに十年後、二十年後の事を考えなければいけないからだ。
そして毎回適当に答えていた。
そしていつものようにまた月曜日になった。
修は今大学二年生。
なぜ大学に進学したか。
それはなんとなくだった。やりたい事があるわけでもなんでもなかった。ただ友達が皆大学に進学する。
ありふれた理由だ。
それは進路希望だ。
一週間先すら分からないのに十年後、二十年後の事を考えなければいけないからだ。
そして毎回適当に答えていた。
そしていつものようにまた月曜日になった。
修は今大学二年生。
なぜ大学に進学したか。
それはなんとなくだった。やりたい事があるわけでもなんでもなかった。ただ友達が皆大学に進学する。
ありふれた理由だ。