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05 外側内側
翌日、泣きはらした目に
氷を当てながら、学校に
登校した。
学校に行けば
裕也先輩がいる。
でも私には潤がいる。
そう思うと足取りも
楽になった。
「 潤、おはよ 」
「 おう 」
私が目を腫らしてるのも
わかる..けど、何故か
潤も目を腫らしていた。
「 そういえば潤は
好きな人とかいないの? 」
私ばっかりあんなに
慰められてて、
私も潤の役に立ちたかった。
潤の恋バナなんて
聞いたことなかった。
いつもいつの間にか彼女を
作って、
いつの間にかなんの
相談もなく彼女と別れて。
「 言わねえよ 」
「 えー!あたしの
知ってんじゃん 」
「 うっせえ 」
潤はそう言ってわざと
早歩きにした。
「 高橋 」
ドキンと心臓が高く
鳴ったのがわかった。