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でも私が潤からの告白に
NOと答えたら

今後どうなっていくか
想像してみると


少し、怖い。


今まで作り上げてきた
この関係があっという間に
崩れてく,って思ったら

気がひけていく。

それに私には
今後どうなっていくか
わかんないけど


〝陽太〟っていう彼がいる。


今後間中さんのものに
なるかもしれないけど、

私は今陽太の彼女であって
今は陽太しか見てない。


だから,

だから―…



「 絢 」



突然隣から声がした。
その背景では既に
皆がもう立ち上がっていた。

私が色々考えてるうちに
授業が終わっていた。


「 さっきの問題
 解けた?」

「 え?,あぁ.. 」


陽太の顔を見ると
胸が痛む。
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