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多分もう,私達は終わりだ。
今までの1ヶ月間
本当いい思い出だった。
いい思い出すぎたんだ。
だから終わるときは
本当に辛い。
今ここで涙を流しても
私と違う方向を見てる
陽太は気づかないから、
私はなんのためらいもなく
涙を流した。
―はずなのに..
「 待って! 」
今度は肩を掴まれて,
陽太と目があった。
私の顔を見ると
再び陽太は目を丸くした。
それに気づいた私は
急いで涙を拭いた。
「 ごめん絢、
俺まじ鈍感だから
泣いてる理由も全部
詳しく話して、 」
少し凹んだ顔で
私を見る彼は
本当にずるい。
「 手紙,見ちゃったの 」
少し泣いた私の声は
少し裏返った。
「 手紙? 」
「 今朝の間中さんからの
あの手紙 」
すると陽太は急に
顔を歪めて,
「参ったな..」と呟いた。
「 付き合うんでしょ?
間中さんと 」