僕と猫とりんごと。。。
空(クウ)
15年の月日が流れた。
僕は26歳になった。
高校へ通った。
大学へも行った。
有希とは連絡を取っているが別々の道を歩んでいる。
猫の『そら』は高校生の時に死んでしまった。
有希と二人で『そら』と出逢った川に埋めてあげた。
りんごを墓前に添えて。
25歳の時に結婚もした。
これまでに何人かの女性ともお付き合いした。
どこかに宇宙の影を探す僕は相変わらず情けない男だ。
結婚した女性は宇宙に似ていた。
肌も髪も色素が薄かった。
僕の初恋の彼女の影をまだ求めてしまうことを話すと笑っていた。
それでも彼女は僕を受け入れてくれた。
毎日、充実した日々を送っている。
そして、今年の夏。
僕に新しい家族が増える予定だ。
「もう、名前も考えたんだ。
男の子でも女の子でも『空(クウ)』と付けようと思う。」
僕は26歳になった。
高校へ通った。
大学へも行った。
有希とは連絡を取っているが別々の道を歩んでいる。
猫の『そら』は高校生の時に死んでしまった。
有希と二人で『そら』と出逢った川に埋めてあげた。
りんごを墓前に添えて。
25歳の時に結婚もした。
これまでに何人かの女性ともお付き合いした。
どこかに宇宙の影を探す僕は相変わらず情けない男だ。
結婚した女性は宇宙に似ていた。
肌も髪も色素が薄かった。
僕の初恋の彼女の影をまだ求めてしまうことを話すと笑っていた。
それでも彼女は僕を受け入れてくれた。
毎日、充実した日々を送っている。
そして、今年の夏。
僕に新しい家族が増える予定だ。
「もう、名前も考えたんだ。
男の子でも女の子でも『空(クウ)』と付けようと思う。」