僕と猫とりんごと。。。
「待ってっ!!」
先を歩く彼女の動きを止めるために叫ぶ。
振り返った彼女はやはりあの時の少女だった。
先ほど買っていたものの中に『りんご』があった。
声をかけたはいいものの、何を言おうか言葉が続かない。
搾り出した言葉は…自分の名前。
「あのっ、僕…あの…中村春って言います!!」
何も言わず目を見開く彼女とその母親。
驚くのは当たり前だ。
いきなり見ず知らずの子供から自己紹介されたのだ。
自分だって他人からいきなり自己紹介されたら驚くに決まってる。
次の言葉は見つからず、恐る恐る彼女の顔を見る。
彼女は驚きの顔を笑顔に変え名前を教えてくれた。
「私は望月宇宙(モチヅキ・ソラ)って言います」
天使から発せられる声は歌声同様澄んでいた。
「ソラ…ソラ…」僕は心の中で何度も名前を呟く。
これが僕と天使…ソラとの本当の出逢い。
そして、これから続く淡い初恋。
先を歩く彼女の動きを止めるために叫ぶ。
振り返った彼女はやはりあの時の少女だった。
先ほど買っていたものの中に『りんご』があった。
声をかけたはいいものの、何を言おうか言葉が続かない。
搾り出した言葉は…自分の名前。
「あのっ、僕…あの…中村春って言います!!」
何も言わず目を見開く彼女とその母親。
驚くのは当たり前だ。
いきなり見ず知らずの子供から自己紹介されたのだ。
自分だって他人からいきなり自己紹介されたら驚くに決まってる。
次の言葉は見つからず、恐る恐る彼女の顔を見る。
彼女は驚きの顔を笑顔に変え名前を教えてくれた。
「私は望月宇宙(モチヅキ・ソラ)って言います」
天使から発せられる声は歌声同様澄んでいた。
「ソラ…ソラ…」僕は心の中で何度も名前を呟く。
これが僕と天使…ソラとの本当の出逢い。
そして、これから続く淡い初恋。