おはようMy honey
まだ幼いぁたしには、わけが分からなかった。

今までずっと仲良しだった一家3人。

それが、嘘みたいにバラバラになってしまったんだ。

所詮、家族なんて、つたない糸で結ばれた、いつ切れてもおかしくないものだ。

でも、まだ7歳のぁたしは、

家族は、絶対に切れたりなんかしない、丈夫な綱で結ばれたものだと思ってたんだ。

父はいつから偽りの笑顔をぁたしや母に向けていたのだろうか。


その笑顔を、心からのものと信じて疑わなかったぁたし。


ぁたしと繋いでいた手は、

限りなく精密な、

幻像だった。
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