ファーストキスは蜜の味。

信号が青になって車は発進した。


どけることのない手は、そっとスカートのなかに侵入する。

「んっ…ぁ」

足のつけ根を指さきで触れられ、ビクンッと体を揺らした。


「俺がみてやるっていっただろ」

「な、ン…にを……っん」

「勉強」

「ひぁっ、ン」


下着に触れた指。

上から感触を確かめるようになでられる。


体が熱くなってくる。

体の奥で、ナニかが疼く。



指が下着に触れ、一瞬だけ恭兄は瞳を見開いた。

そしてふっと息をもらし、あたりをみまわした。


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