ファーストキスは蜜の味。

「今日はやくあがれたからさ、髪梳いてやるよ」

「本当!?
ちょっと軽くする程度でお願いします、お兄サマっ!!」

「ゲンキンなヤツ」



陽クンは持っていた洋服をあたしに投げた。

髪切ってもらうときって、脱ぎやすい服じゃないとお風呂入りにくいんだもん。

上を着てボタンをとじると、ブカブカ。



これ陽クンの服だ。

あたしは陽クンに連れられて洗面所に設置された椅子に座った。

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