ファーストキスは蜜の味。

あたりを見渡して、ここが国語教師室だってことに気づいた。

少しみないあいだに、乱雑だった部屋はキレイに片づいていた。


資料が多いのか、本棚に収まらなかった本だけは床に平積みにされていた。


「べつにっ。
イチゴミルク飲みたかっただけだもん」



グゥゥゥーーーッッ




はぅっ!!

あたしのお腹のバカ!!



雰囲気ぶち壊しなくらい、お腹が豪快に鳴った。

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