ファーストキスは蜜の味。

恭兄もおなじことを思ったみたいで、さっさと鼻から手を離してくれた。


ふぅ……
地味に苦しかったじゃんか!!

って、いまはそんなことより――…

「さ、さっき!!!!
――…なんていった!!?」

夢だと思ってたのに、目のまえにいる恭兄は偽りじゃない。


じゃあさっきのは?

愛してる、って言葉は?







「は…っ?
なんかいったか?」




……はい。

それでこそ恭兄だね。





チーンッ

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