ファーストキスは蜜の味。

「喧嘩しないの。ウタだって恭兄が好きすぎて、あんなに悩んでたじゃないか」


あ、バカ兄貴!!!!

あわてて口を押さえても遅かった。


新しいネタをみつけた恭兄の瞳は、ギラリと輝いていた。





「俺のことが好き過ぎて、ね」



ガッチリつかまれた腕は、逃げることを許さない。

にっこり笑った顔が、余計に恐怖をかきたてた。




いやぁぁーーーっっ!!!!!!

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