オトコノコの気持ち!
ガタンッ
(チッ)
あたしが椅子をひいた音に教室中がシラけた。
ちなみに今は自習らしく、次はあたしの好きな体育だってのに、この感じじゃ楽しめそうもないとひそかに息をついた。
「ねぇ」
黒瀬があたしの座ったイスを軽く蹴る。
あたしは仕方なく首を捻る。
「何処と何処のクォーター?」
「………」
(答えに困るというか、むしろあたしが聞きたいその質問、そして失礼な聞き方)
まだ生理週間じゃないのに、朝から苛立つことばっかだ。
いつからこんな短気になったんだろ、あたし。