【続】王子様とお姫様



「千嘉ね、

ホントにホントに愛武のことが大好きで……毎日愛武のことを想ってた

ねぇ…少しでも…ほんの少しだけでも千嘉のことを想ってくれた日はあった?」










「…………あったよ、」




「そっか、なら良かった

愛武…さようなら」




「またな、」



精一杯の笑顔でお別れして


─バタンッ



部屋を出た…






< 85 / 120 >

この作品をシェア

pagetop