青い空、誓った想い
「なるほどね。遥佳、恋する乙女ね」


「本当、遥佳かわいすぎ!」



と言っているのは美優と香奈。



久しぶりに天気が良く屋上でお昼ご飯を食べていた。





「で、今日から工藤先生と補習なわけか」


「うん。美優も来る?」


「嫌よ」


「香奈は?」


「せっかく2人きりなのにお邪魔はしないよ」




いや、今の私の話を聞いてた?


2人きりは嫌だから一緒に補習受けてって頼んだのを分かって言ってる?




「あのさ、遥佳」


「何?もう香奈には頼まないからいいです」


「拗ねないの」


「別に拗ねてないし」


「はぁー」



ため息をつく香奈。


ため息をつきたいのはこっちの方だ。
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