青い空、誓った想い
「遥佳、本気で先生のこと好きなんだよね?」



「えっ…うん」

急に美優が聞いてくるから、何だかすごく恥ずかしくなってしまった。



「その様子だと、本当に惚れ込んでいるみたいね」


「工藤先生も幸せ者だよねー。こんなかわいい女の子に惚れられてさ」



「急に何なの、2人とも」

恥ずかしさを隠すように言った。



「だからね、工藤先生は見た目だけでキャーキャー言ってるような生徒が嫌なんじゃないの?ってことよ」


「え?」


「遥佳の場合はそういうミーハー的なのとは違うじゃない。教師として、男性として、人間として、心から好きになったんじゃないの?」


「確かにそうだけど」


「だったらいいじゃん!美優が言うようにさ、工藤先生は外見だけで判断されやすいから、もっと内面を見てもらいたいって思ってるんじゃん?」
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