青い空、誓った想い
「え、ちょ…何言ってるの?!」


「女の勘!結構、当たるよ〜」





先生が?


私のことを?


好き?




ありえない。




確かかも分からない香奈の言葉に高鳴る鼓動。


それを隠すように

「ていうか先生に対して『あいつ』はないでしょ」

なんて的外れなことを言った。



「照れてる遥佳もかわいいぞ」

なんて冗談を言いながら、香奈は先を歩いていく。




先生が私のことを好きになるなんて絶対ありえない。


だって、先生は生徒を好きになったりしないでしょう?


私はきっと先生の恋愛対象に入ることはない。
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