青い空、誓った想い
「え?」


「あー…ここだけの話だけどな」

先生は少し言いにくそうな顔をしている。



「確かに夏休み前、宮本は俺への好意を伝えてきたんだ」


「じゃあどうして…」

と言い掛けた私の言葉を遮って




「気持ちは嬉しかったけどな、俺はその気持ちには応えられないと宮本に話したよ」


「宮本さんの告白を断った…?」

「まあ、そういうことになるな」



じゃあ、宮本さんの言葉は嘘だったの?


でも何のために…?






もしかして、私に対する負け惜しみ?




あれ?

でも私、別に勝ってないか。








あの言葉は、傷ついた宮本さんの強がりだったの?
< 169 / 190 >

この作品をシェア

pagetop