青い空、誓った想い
保健室の薫り
ノックの返事がない保健室に入ると相変わらず消毒液の匂いがした。
保健委員で保健室の倉木先生と仲良くなった私は、よく昼休みに保健室を訪ねていた。
新学期が始まってからは今日が初めて。
倉木先生は昼休みに不在なことも多く、そういう時は決まってソファに座って窓から空を眺める。
今日もいつものようにソファに座り、青い空を眺めていた。
静かな保健室。
しばらくすると、1つの物音が響いた。
ベッドがきしむような音だ。
ベッドに目を向けると、1番奥だけカーテンが閉まっていた。
そしてカーテンが開き、中から人が出てきた。
「え…先生?」
保健委員で保健室の倉木先生と仲良くなった私は、よく昼休みに保健室を訪ねていた。
新学期が始まってからは今日が初めて。
倉木先生は昼休みに不在なことも多く、そういう時は決まってソファに座って窓から空を眺める。
今日もいつものようにソファに座り、青い空を眺めていた。
静かな保健室。
しばらくすると、1つの物音が響いた。
ベッドがきしむような音だ。
ベッドに目を向けると、1番奥だけカーテンが閉まっていた。
そしてカーテンが開き、中から人が出てきた。
「え…先生?」