青い空、誓った想い
先生の一言にまたドキッとしてしまったことに、先生は気づいてますか?


「まだ先生に聴かせるようなレベルじゃないです」


別に始めたばかりの初心者でもないし、数年前からヴァイオリンの先生にコンクールの応募も許されるようになっていた。


老人ホームなど、施設で演奏することもあった。


ただ先生に聴かれるのは恥ずかしくて、嘘をついた。




「あ、ヴァイオリン、学校で朝練すれば?」


「え?」


「放課後、騎馬戦がある日は朝練」



びっくりしたが、かなりいい案だ。

私の家はマンションで、音が出せるのは朝9時から夜9時までだった。

そのため、騎馬戦の練習の日は、放課後のヴァイオリンの練習時間が短くなる。

かと言って、投稿前は朝早すぎて家では音が出せない。



だから学校で練習というのは時間帯を気にせずにできる良案だ。

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