青い空、誓った想い
翌朝、少し早めに学校へ行った。

職員室をノックして

「失礼します」

とドアを開けると、まだどの先生も来ていないようだった。



どうしよう?



そう思っていたら職員室の奥から

「おはよう。何か用かな?」

という声がした。


出てきたのは、新任教師の工藤先生。



「あ、おはようございます。浜島先生に呼び出されていたんですが…」


「そうか。まだ他の先生は誰もいらしてないんだ。ここで待ってたら?」


「あ、はい。ありがとうございます」


日直だった私は、担任の浜島先生に呼び出されていたが、ちょっと早すぎたみたいだ。





「君、名前は?」


「え?あ、井上遥佳です。2年3組の」


「井上か。悪いな、まだクラスの生徒しか覚えてなくて」


「いえ、こちらこそ名乗りもせずにすみませんでした。」
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