ジャージ戦隊かぶるんじゃー
私達は中央公園に行く事になった。
これが初仕事。
ジャージに着替え、覆面を被り
自転車をぶっ飛ばして公園に向かった。
「かぶるんじゃー、参上!」
「お待ちしておりました。
ジャージ戦隊かぶるんじゃーさん
…ですね?」
本当にジャージと覆面で来た私達を見て
驚いている運動会の係の人たち。
確かに、高校生にもなって覆面は
変に思われても仕方がないかも。
「何をすればいいんですか?」
「今日はテント張りと
用具準備を手伝って頂きましょう」
「ラジャーっ」
係りの人、苦笑。
「じゃぁ、女子で用具準備、
男子はテントよろしく」
「面白いね、かぶるんじゃーさん」
「そうですか」
「いや、若さを感じるね」
係のおじさんと世間話をしながら
準備を進める私たち。
明日晴れるといいですねとか
いつからやってらっしゃるんですかとか
私小学生の時出たことあるんですよとか。
「へぇ、それいつ頃?」
「3年生だったんで、
8年前ぐらいですね」
「俺がその時あいさつしたんだよ
覚えてる?覚えてないよねぇ」
ごめんなさい覚えてません。
とにかくマシンガントークで
話し続けるおじさん、
おじさんのマシンガントークに
あきれ返ってる他のおじさん、
几帳面な実花ちゃんに
「適当でいいのよぉ」と
優しくはなしかけるおばさんと
テント張りが雑な葉平に
「ちゃんとやれよ」と切れる海斗くん。
そしてそれを見て苦笑するおじさんと
「適当でいいのよぉ」と
引きつった笑顔でフォローするおばさん。
これが初仕事。
ジャージに着替え、覆面を被り
自転車をぶっ飛ばして公園に向かった。
「かぶるんじゃー、参上!」
「お待ちしておりました。
ジャージ戦隊かぶるんじゃーさん
…ですね?」
本当にジャージと覆面で来た私達を見て
驚いている運動会の係の人たち。
確かに、高校生にもなって覆面は
変に思われても仕方がないかも。
「何をすればいいんですか?」
「今日はテント張りと
用具準備を手伝って頂きましょう」
「ラジャーっ」
係りの人、苦笑。
「じゃぁ、女子で用具準備、
男子はテントよろしく」
「面白いね、かぶるんじゃーさん」
「そうですか」
「いや、若さを感じるね」
係のおじさんと世間話をしながら
準備を進める私たち。
明日晴れるといいですねとか
いつからやってらっしゃるんですかとか
私小学生の時出たことあるんですよとか。
「へぇ、それいつ頃?」
「3年生だったんで、
8年前ぐらいですね」
「俺がその時あいさつしたんだよ
覚えてる?覚えてないよねぇ」
ごめんなさい覚えてません。
とにかくマシンガントークで
話し続けるおじさん、
おじさんのマシンガントークに
あきれ返ってる他のおじさん、
几帳面な実花ちゃんに
「適当でいいのよぉ」と
優しくはなしかけるおばさんと
テント張りが雑な葉平に
「ちゃんとやれよ」と切れる海斗くん。
そしてそれを見て苦笑するおじさんと
「適当でいいのよぉ」と
引きつった笑顔でフォローするおばさん。