おバカ彼女&天才彼氏
そ、そこからかよ…。

これは、かなりの重傷だな…。


「ん~…。それじゃあな、これはどうだ?□+3=7みたいな…?」

「あ、何かこんな感じの、小学校でやったような…」


手ごたえあり…!


こんころの栗原は、とりあえず起きてたみたいだな。


「この□が、Xとか、yとかと同じ役割なんだ。□が小学校版で、Xとかyが中学校版ってところだな」

「なんとなくだけど、分かったかも…?」

「そうか…!じゃあ、方程式はいけるな。小学校版でやるぞ。□+3=7。=を挟んで左と右が同じ答えだ。右は7。左は□+3。左が7になるためには、何を足せばいい?」

「…ん………?分かんない……」

「はぁ?分かんねぇのか…。…じゃあ、質問変えるぞ。7-3は?」

「…あ!!…4……?」


せ、正解だ…。

意外にやるじゃねぇか、栗原…。



「正解だ。よしっ、光が見えてきた。まずは、方程式の攻略からだ!」



今まで教えてきた中で、1番頭が悪かったが、光が見え始めた。



最初は、もうダメだと思ってたけどな…。
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