おバカ彼女&天才彼氏
「ふ~。ありがとう。で…。冷蔵庫見せて?」

「そこにある。あまり物色すんなよ?」

「しないって。……。う~ん、結構少ないね…。冷ご飯があるじゃん!今、ご飯炊いてない…よね…?」

「あぁ。何にもしてねぇ」

「…2人とも、嫌いな食べ物ある?」


嫌いな食い物?…。俺は魚類がほとんどダメだ…。


「僕はね~!野菜ほとんどダメたよ。特に、味が濃いものダメ…」

「五十嵐君は?…あっ、ここじゃ、2人とも″五十嵐君″じゃん。呼び方っていつものままでいい?」

「ああ。いつもの呼び方で構わない。で、嫌な食い物は、魚類だ」

「う~ん…。和貴君が野菜ダメか…。どうしよう…。チャーハン作ろうかと思ったんだけどな…。ねぇ、和貴君。玉ねぎ炒めたのとかって、ダメ?」

「とりあえず大丈夫だよ」

「じゃあ、1品目はチャーハンね!あとは…。お肉とか野菜なんだけど…。和貴君。野菜の中で食べれるのある?」

「う~ん…。その野菜の味が薄いか、完全に無くて、周りの野菜以外の食べ物の味が濃くて、その野菜の量が少なかったら大丈夫」

和貴…。和貴はやっぱ野菜嫌いだな…。(俺も正直人のこと言えない)


栗原が結構困ってるってのに。
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