おバカ彼女&天才彼氏
「う~ん、そっかぁ。悩むなぁ。……ポテトサラダとかって…、ダメ…?これくらいしか浮かばないんだけど…」

「ポテトサラダなら、こいつ少し食えるぜ。マヨネーズ多めでな」

「そう?良かったぁ。で、お肉は、と…。鶏肉あるね。じゃあ、とりのからあげで。この3品でいきまぁす!五十嵐君、手伝ってね」

そうくるか…。

ダルいなぁ…。


せっかく栗原が作るって言うから、手伝わなくていいと思ってたが…。


「あっ、でも、ほんの少しでいいからね」

「ああ。そうしてくれ」

「じゃあ、今から作るから。私が呼ぶまでリビングに居ていいよ」

「ああ」


飯作るの、どんだけかかるやら…。


下手だったら、マジ笑うけどな。


トントントントン



おっ?


野菜切ってる。

結構リズムいいし…。


作り慣れてるのか…?


いや、それは無いだろう。



「~ん。~君。五十嵐君。ご飯出来たよ」

「ん~…?」


栗…原…?

何で居るんだ…?


ってか、ここはどこだ…?


ぼーってする頭で考える。

周りを見渡したら、ここは俺ん家だった。
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