おバカ彼女&天才彼氏
「五十嵐君~。上がったよ~」
「ああ。…ちょっと大きいか。確か、和貴のジャージもあったはずだが、それにするか…?」
五十嵐君が出しておいてくれたジャージは、少し大きかった。
…でも、せっかく五十嵐君愛用?のジャージを着れたんだから、わざわざ和貴君のにするのも…。
「いや、別に大丈夫だよ。腕まくりとかしとけばいいしっ」
「そうか?なら、いいや。俺も浴びてくるから、先に飯作っといてくれねぇか?」
「う、うん。分かった」
バサッ
へっ!!?
い、五十嵐君の上半身裸??!
こ、こ、これって、み、見ていいのっ!?
「何、赤くなってんだよ?」
えっ、そこくる!??
え…。
何て返せば…。
「栗原…、俺に惚れるなよ?じゃあな」
ほ、″惚れるなよ″って…。
どんだけ自意識過剰なの!!?(←ってか、もう惚れてます)
でも、五十嵐君の体キレイだったなぁ。
所々筋肉が付いていて、引き締まって…。
…ってか、私キモいじゃん!!
「…あっ、いけないっ。ご飯作らなきゃっ」