おバカ彼女&天才彼氏
…で、最初の件に戻るが、学年最下位の栗原は、授業中も寝てばかりで、起きててもノートはとらずに、欠伸をするか、勉強道具をいじってるぐらいだ。


まるで、本当にバカな男子みたいだ。


俺は、そういうのを見てすげぇイラつくが、ずっと我慢してきた。


…が、学年最下位と聞いて、もう限界だ。


俺のスパルタ(←エロスじゃない)魂に火がついた。



「おい、栗原」


俺は、栗原の席まで行って、栗原に言った。


「な、何、五十嵐くん?」

「栗原…。クラスの平均点を著しく下げているのは、お前だったのか…。何かおかしいと思ったんだよな…。栗原は今日から、俺の“スパルタ教育”に入ってもらう。覚悟しとけよ?」


俺は、栗原と1回も話したこと無かったが、ズバズバ話を進めた。
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