春夏秋冬


とか、言いながら・・・


実はすごく怖い。


せっかく、現実逃避してたのに
急に、現実にもどされると
また、涙腺がゆるんで涙が視界を塞ぐ。


「誰か・・・助けてよ」


雷がごろごろと鳴る中、この状況は
あたしにはどうにもできなかった。





「おーい」
「しーなぁ?」
「いたら返事してー!」




・・・・!


・・・・人!?


「ココだよ!!
あたしココ!!」


ドアをめいいっぱい叩く。


それに気づいたのか、鍵を簡単に
開けてしまった。


「紫奈!!」


ドアの先には、あたしのダイスキな
春哉と、空と、洋がいた。

< 111 / 166 >

この作品をシェア

pagetop