春夏秋冬


3人を見るとあたしは、また涙があふれた。


そして、1番抱きつきたかった春哉に
あたしは、抱きつく。
そして勢いで春哉を押し倒してしまった。



「春哉・・・・。
怖かったよ。
雷・・・・・・。」


ーゴロゴロッピカっ



「やーーーーーーー!」



あたし
は叫び出す。
だって、怖いんだもん。


「大丈夫。俺がいるから」




そういって、強く抱きしめてくれた。
鼻水で、詰まったあたしの声が
教室に響く。




「・・でも、よかった。
本当に。無事でよかった」




春哉はあたしをまた抱きしめてくれた。


そのときに感じた。


春哉のぬくもりが命の次に
大事なんだってこと。




「てか、お前冷た・・・・。
で、なんでこんなとこいんの?」




・・・あ。










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