春夏秋冬
とか、考えてるうちにあたしは寝た。
だって、眠いし春哉のぬくもり調度いいし。
「あっ、紫奈ちゃん寝てるー」
(あたし寝てるよ)
空があたしの頬をプ二ってする。
「疲れたんじゃない?」
洋がフォローを入れる。
「おい、俺の紫奈にさわんなよ」
聞いた事のない低い声の春哉。
「お~怖っ!」
空がちゃかす。
「よく紫奈ちゃん、ほうっておいて
そんなこと言えるね」
洋さん、ありがとうっ!
(誰の声!?)
「しゃーねーだろ。
来月のコイツの誕生日に
指輪あげて籍いれるんだから」
「でも、紫奈ちゃんめちゃ暗かった。
俺が迎えに行った時、春哉じゃなくて
超暗い顔されたしっ。
なんか、すんませんみたいなっ」
「あはっ。だろうな」
春哉はワラっている。